19. dubna 2023

4月からがらっと環境が変わって、美術系の学校で勉強しております。覚えなければならないことがめちゃくちゃたくさんある。できないことも無数にある。頭の中はパンパンで体も毎日疲れ切っている。けれど、この場所にいるのは自ら選んだ結果なのだと、そう思うと、今はまだできない自分にも、くたくたになっている自分にも、いい意味で諦めがつく。
30歳までにしたいことをしておかないとこの先一生好きなものに関われないと、ひとりよがりに思い込んでいた。実際その歳を迎えてみれば昨日と今日でなんら変わりなんてない。成人した時も同じように思っていた。歳がどうこうじゃなくて今が一番若いのだから年齢キャップで物事を考えるのはやめよう。どうしたってしたいと思った時にするべきだと考えたらあっさりと仕事を辞める決断ができた。
今月で辞めますと職場のひとに話したら「自分にも何かしたいことがあればいいんですけどね」と言われた。すべての人間がしたいこと探しをして、それを実現しなければいけないとはまったく思わない。わたしは堪え性がないのだと思う。自分の意思で決定できないことを遂行し続けるのに限界を感じていた。そして、好きなことを通じた自己表現の時間こそが唯一自分を好きになれる時間だとも思っていた。今勉強していることが一生その時間を提供してくれるものになるか、今はわからない。けれど目の前の選択肢がひとつ増えるのは事実である。決して長くはない貴重な時間を大切にしようと心の底から思う。

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